Tanzawa 97/08/23 |
日本の皆様、こんにちは。丹沢へようこそ。 |
件名: 丹沢紀行(Re: 突然、丹沢行き) 予定どおり、土曜日に丹沢に行きました。 突然なので、連絡や都合が付かなかった方々も多かったと察します。 なかなか満足な登山でしたので、改めてツアーの企画をしたいと思います。 いつものように、レポートです。 ●あっさり風レポート なかなかいい運動になりました。 また、登りたいです。(終わり) ●こってり風レポート 朝7時、3人の男が、小田急町田下り線ホームで待ち合わせた。 思えばここから喜劇は始まったのである。 第4の男の留守電に、 「秦野−蓑毛−ヤビツ−三ノ塔岳−塔ノ岳−花立−大倉−渋沢」 のルートを入れ、7:06の急行に乗車した。 この急行が、相模大野を発車する頃、町田のホームに立ち尽くす一人の 男の存在を、3人は知らなかった、、、、、 上記のルートにでいいか、温泉を回れるルートはないか、議論をしている うちに、お約束のように、急行は、秦野の駅を過ぎていった。 次の渋沢で降りる。登山者らしき人がバス停で列をなしていた。 私がメジャーだと思って推していたのが塔ノ岳。 バス停のサンダル履きの親父から「鍋割」というキーワードを 引き出す。 「渋沢−大倉−花立−塔ノ岳−鍋割山−二俣−大倉−渋沢」 のルートに変更した。思えば、このルート変更を、第4の男に 伝えようともしなかった、、、、、、、 花立の山小屋まで、2時間弱、登山らしい登山を満喫した。 サンダル親父がAという単語を強調していたのを思い出す。 私もここ12、3年は食った覚えがなかった。試しにAを 買ってみる。なるほど、他の登山客も9割がたAを 買って行く。今まで食いたいとも思わなかったが、ここに来て あの親父が正論を述べていたことが証明された。 塔ノ岳まで、登山歴推定23年ほどの百戦錬磨そうなおばさんと 話しながら登る。途中、「ナマ」鹿に遭遇。いや、確かにあれは生だった。 目の前で動いていたんだもの。 塔ノ岳山頂で、そのおばさんと一緒に休憩を取る。リュックからおもむろにBを取りだす。「普通、Cのほうが疲れがとれると思うでしょ?でも、 Cを食べて紫外線に当たると肌があれるのよ。Bは成分が違うからいいの」次回からそうしよう。 また、「山小屋は主人の手作り」「トイレは水洗」「売り物は全部家族で 運んでいる」「主人はかつてヒマラヤ登山をし、凍傷で指を失った」 「ここのDは違う。インスタントでない。ちゃんとひいてくれる」 「Eもインスタントじゃない」「鍋割Fも有名」「Aは花立と鍋割だけ。 でも鍋割の方がキメがこまかくて美味しい」と、すっかり鍋割ワールドな おばさんであった。ここまで、伏せ字が多いと、後でプレゼントクイズが 待っているな、と察した貴方、残念でした。 そんな話をしているうちに、さっきの鹿が我々に近寄ってきた。 鹿に舐められたHTK氏。SD氏は、あまりに至近距離まで迫られたためバランスを崩して椅子から転落した。(撮影未遂) しばらくして一行は鍋割山に辿り着く。味のある手作りの山小屋が我々を迎えてくれた。早速、噂のDを注文。菓子付きだ。んまい。温かいDの後は、また噂のAである。一日にAを2回も食べた記憶はない。 ここは花立よりバリエーションが豊富だ。山小屋内には、登山関係書が本棚に陳列されていた。 ここからは、下りであった。 一人だけ、バスケットシューズのようなテニスシューズで丹沢に挑んだ 重成は、ドカドカと落ちて行く。降りて行く、ではない。ブレーキの壊 れたファミリアのようであった。そんな訳で、地図にあった標準所用時 間の6掛けのスピードを記録した。 |
乗越から二俣にかけては、林と渓谷が待っていた。2箇所、湧き水が飲める 場所がある。ここの景観はすこぶる良い。小さな滝も目に付く。 沢には蛙、小径には錦蛇がこんにちは。 二俣から大倉までは車も通れる単調なコースであった。 大倉付近の道端の至る所に、無人野菜売り場があった。 家にはハヤシヤ玉葱があるので、重成はピーマンとなすを求めた。 ピーマンもなすも市販のものと比べ、大きい。しかも一袋百円だ。 私の分析によると、同じ物を中山・鴨居界隈で探すとなると、バーゲンでも それぞれ198円、148円(税別)はするはずである。これで重成家の 食卓もしばらく安泰だ! 大倉のバス停までつくと、折り返しのバスがタイミングよく現れた。 売店でビールを急いで買い、丹沢を後にした。 渋沢からの上り電車に乗ったのが5時過ぎ。その頃、隣の駅付近で 食をとっていた一人の男に、3人は気づかなかった、、、 どこが喜劇だったのだろう・・・(終わり) ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ さて、とても満足の行く丹沢ツアーでした。目下、再登山の計画を 検討中です。 伏せ字については、実際に自分の足と目と舌で確かめていただきたいのです。 特に、Aについては、残暑きびしいうちに行かないと食べられません。 「春の丹沢ツアー」「夏の花立・鍋割 A 食べ比べツアー」 「星空と御来光・山小屋一泊ツアー」 「原チャリで行くヤビツ峠水汲みツアー」「紅葉の丹沢ツアー」 など枚挙に暇がありません。 なお、夏の丹沢は空いています。若いハイカーは涼しいアルプスに出掛けて しまうからです。富士山登頂を目指す方も、丹沢で練習されてはいかがでしょ うか。 |